Xscape - Who Can I Run To
back to 1995
今回の英単語:Contemplate (0:55)
意味:熟考する、理解しようと真剣に考える
恋をすると人生が大きく変わります。
自分が正しい決断をするために真剣に悩み、考えているタイミングです。
【孤独を埋めてほしいの】
洋楽にハマって数年経ち、私がいわゆるR&Bや女性ヴォーカルものが好きという事がわかった頃の曲です。
当時彼女らの名前は聞いたことある程度でしたが、初めて聴いた時から一瞬でハマった曲です。
メンバーが若い頃の歌なのに、しっとり感がとても大人っぽくて素敵ですよね!
イントロの柔らかなガラスをイメージさせるキーボードの音、何て言うんでしょうね。
検索するとビブラホンに近いですが、楽器の知識とかないので、ご存じの方ご教授ください。
この音がすごく繊細で優しく、そして寂しい雰囲気が出ていて素敵です。
その音に寄り添うようなギターが哀愁を漂わせていてこちらも素敵です。
そこにピアノが「どうしたの?」って可憐に入ってきます。
そしてその雰囲気を察したベースとシンバルがやってきます。
ベースの「デッデッ デデデデ…」が良いんですよね〜!
シンバルが「シャーーーーー」と鳴るのも絶妙です!
素敵なイントロに心奪われているとそこに「ハァアー…」のハーモニー。
静かに始まった後、グワっとソウルフルに展開するヴォーカルが最高です!
まずはパワフルで広がりある歌声のLaTochaさん。
ここでグーッと力技で聴く耳を引っ張られます。
そして続いてTamikaさん。
ちょっと鼻にかかった緩急ある歌声が魅力的です。
そしてサビはコーラス側が主メロ担当します。
それに合わせてリードヴォーカルが装飾する感じが素敵です。
二番はリードヴォーカルの順番が変わりますが二人の声まるで兄弟のようなので違和感ありませんね。
コーラスが「トゥットゥッ トゥルル」とアクセントをつけているのも好きです。
でも一番から大きく変化することなく雰囲気を踏襲していて安心感があります。
終盤は少しアドリブっぽい感じがあり、ハイトーンも聴かせます。
一人が突出しているのではなく、四人の呼吸が合っているのが心地よいです。
CD音源でのフェードアウトで消えかた時のハイトーンも大好物です!
この曲では二人がリードヴォーカルですが、メンバー全員がしっかり歌える実力なのが伺えます。
「もっと聴きたい!」と思うのもそのはずです。
この曲3分半ほどしかありません。
グッと耳を掴んでおいてスッと去るような曲です。
そんなあっさり去っちゃうと追いかけてしまいたくなりますよね。
リピートボタンをポチってしまいますw
歌詞は最愛の人を求める寂しい女性の歌です。
一番のAメロでわかるのは彼女が何か将来に対してモヤモヤしていることです。
もしかするとこの先、人生を間違ってしまうかもしれない。
どう進めばいいの?
何が待ち受けているの?
よく夜中に一人マイナス思考で考えているとモヤモヤしちゃいますよね。
そんな感じでしょうか。
この考え方になると深みにハマっていきそうになりますね。
ただ、彼女の場合は漠然とした不安ではなく、心から愛する人が現れることを考えています。
人恋しさで気持ちが押しつぶされそうな夜って感じもします。
Bメロでちょっと彼女の性格が見えます。
意思が強く、変化も恐れない、こうと決めたら後悔しない強さがあるようです。
さぁ、彼女の気持ちを満たす相手は見つかるのでしょうか?
サビは飛ばして二番。
彼女のモヤモヤは続きます。
理想の「あなた」を求めて彼女はどんどん考え込んでしまいます。
毎日のように出会いを期待する彼女。
でも彼女の隣は埋まりません。
愛する事にたいする想いがどんどん膨らみます。
でも結局忍耐強く待ち続ける彼女…
貪欲なようで受け身でもあるもどかしい性格かもしれません。
サビは同じ内容を繰り返しています。
隣にいない寂しさを埋めてくれるのは誰なの?
この寂しさを笑顔で埋めてくれるのは誰なの?
愛が必要な時に駆けつけたら良いのは誰なの?
こんな感じでLOVEに飢えている彼女。
果たして理想の彼を見つけられるのでしょうか…
MVは素敵なオトナな雰囲気のバー(クラブって言うのかな?)です。
そこにスペシャルゲストとして呼ばれたのは泣く子も黙るXscape!
そこでしっとりこの曲を聴かせる…のは良いんですが、修羅場が待ち受けていました!
なんとそこにはメンバーのTinyさんの彼が浮気相手と来てるじゃないですか!!
彼氏の名は「ジーボ」。
ジーボくん、彼女らが出てきた途端、顔面蒼白です。
いきなりタイニーさんの殺気だった視線が刺さります。
こ…怖い…
もちろんメンバーもわかっていますが、そこは仕事です。
見事にステージを魅せます。
素敵なステージなのに具合が悪くなるジーボくんを心配する浮気相手。
そしてジーボくんとの思い出を回想するタイニーさん。
ジーボくんは数分の歌なのに永遠のように感じた事でしょうねw
そしてやはりタイニーさんの刺さるような目ヂカラ…
拍手喝采のステージとは裏腹に超険悪な主役たち…
その後はやっぱり弁解しようと試みますがバッサリですよねw
楽曲だけでも名曲ですが、この修羅場MVを何回も見たくなります。
あと何気にマイクが光っているのも素敵な演出です。
さてさて、この曲、ずーっと彼女らのオリジナルと思っていたんですよね。
X(元Twitter)のアカウントを作ってからフォロワーさんからこの曲のオリジナルを教えてもらいました。
オリジナルはThe Jones Girlsです。
もちろん、私はこのグループを知りませんでした。
こちらがそのオリジナルバージョンです↓↓↓
上品で可憐、そしてハリのあるハーモニーが素敵ですね!
演奏もこのオリジナルを元にカバーしていたんですね。
そしてこのオリジナルを大きく変える事なく素敵に自分たちのものにしているXscapeの皆さんも素敵!
人恋しさを強烈に感じるのはXscapeのバージョンだと個人的に思いました。
ちょっとThe Jones Girlsを聴いてみたところ、こちらも彼女らがオリジナルだったんですね!
インコグニートのオリジナル曲だとずっと思っていました。
僕の知識なんてそんなもんです…
呆れてしまわずに、また次回よろしくお願いします。