Whitney Houston - Why Does It Hurt So Bad
back to 1996
今回の英単語:Admit (1:49)
意味:認める、入場を許可する、収容する
元彼から別れた後の日々は穏やかで落ち着いていることは自覚しているし、自分にそう言い聞かせてます。
【彼の事は忘れたいのに…】
ホイットニー・ヒューストン主演の映画「ため息つかせて」のサントラ収録曲です。
オリジナル音源のMVもなく、ベストアルバム定番曲という曲でもないようです。
私の持っている二枚組「Greatest Hits」の国内盤には未収録なんです。
輸入盤には「Count On Me」の代わりに収録されているようです。
しかし、私はこの曲大好きなんですよね!
彼女のこの曲で聴かせる声が凄く心に染み込んできてその世界に引き込まれます。
彼女の多彩な歌声を色んな変化と共に堪能できる最高の一曲だと思っています。
とにかく聴いてみましょう。
上に紹介している動画、もう観ちゃいましたか?
それもとてつもなく素晴らしいですよね!
ただ、ここから下はオリジナル音源からをメインに書いていますので、そちらもお聴きください。
オリジナル音源の
♪Why Does It Hurt So Bad♪
イントロなしで囁くように始まる歌。
しっとりとピアノっぽいキーボードの音とストリングスをバックに彼女の抑えめの声。
暗い中、彼女だけにスポットライトが当たっている独白シーンのようです。
冒頭のサビが終わってドラムやベース等が加わって音にドーンと厚みが出る瞬間、いいですねー。
思わず膝のあたりを軽く叩きながら体ゆらゆらさせて曲に浸りたくなります。
Aメロは引き続きウィスパー系の歌声でしっとりと…
彼の元を去って平穏な日々を送っている事を自分に言い聞かせている雰囲気です。
Bメロは彼女の声が少し大きくなったような感じです。
自分がモヤモヤしている事に対して自分に疑問を投げかけているようです。
二回目のサビ。
自分のモヤモヤした気持ちを整理しようと初めは落ち着つこうとします。
しかし、自分の気持ちは結局彼が握っている。
そんな自分を認めたくないように悩む様子が浮かびます。
このサビの
「ドンラビュ〜〜〜〜ウゥウ…」からの「ハーソバーアアァ…ヒ〜〜〜…」
この部分!
カタカナにするとおかしいですが、この部分!
大好きです!!
自分の気持ちに苦しむ様子や切なさを見事に表現していると思っています。
そしてCメロからの大サビ。
もうここからは気持ちを抑えられなくなってしまいます。
彼にこの気持ちが届いて欲しいと願うように声を高くして自分の気持ちをバーンと打ち明けます。
演奏もCメロあたりから盛り上がりを見せます。
ドラムとベースが「いくよ!」と合図を送るとストリングスも切なさマシマシです。
そしてなんと言ってもピアノです。
ピアノが「任せて!」となんともジャジーな雰囲気で彩りを加えます。
大サビ前の
「I find myself right back in love with you!」(カタカナ諦めましたw)
圧巻です!
主メロはコーラスと私たちの想像に任せて彼女の歌声は開放されます。
このアドリブたっぷりの大サビ!
何度聴いても快感です。
メロディに寄り添ったり、ドーンと離れてみたりと自由自在です。
もう音と遊ぶ彼女の超絶テクニックを見るしかない、でもそれが楽しいという感じです。
サビの歌詞の部分では彼女の心の痛みが波のように押し寄せて飲み込まれそうになります。
ハスキーでありながら透明感のある彼女ならではの泣きの歌声!
モヤモヤしていた前半の気持ちから、自分の気持ちに向かい合っている雰囲気です。
彼の事が忘れられないけど彼の元には戻らないという決意も感じるような歌声です。
そしてアウトロの「ハーツソー」の繰り返し部分。
この曲のエンドロールです。
最後はストーリー性よりも音楽として楽しませてくれます。
ちょこちょこアレンジを効かせて45秒程度ですがとても聴き応えあります。
映画のテーマ曲「Waiting For Exhale」をオマージュしたところもありますね。
歌と共に気持ちを爆発させた彼女。
締めの頃にはモヤモヤをスッキリさせたかのように爽やかさも感じる歌声です。
歌詞はタイトルからも想像できる通りです。
元彼に対しての未練というか、引きずっている気持ちを歌ったものです。
彼の元を自ら去った主人公。
彼のことをふっ切って平穏な日々を過ごしているつもりでした。
彼を自分から振ったのに…
彼のことは頭の中から消さなきゃいけないのに…
どうしてこんなに胸が痛むの…
どうしてこんなに悲しいの…
あなたに愛を伝えられない今、涙が止まらない。
重症です。
サビのフレーズではありますが、まだ一番に入ってもない冒頭ですよ。
一番で色々と今の状態をまるで彼に話すように歌います。
あなたも元を去ってから私の日々は良い方向に向かってるの。
人生が私に味方しているのも感じてる。
やりたかった事もできたし、私を愛してくれる人にも出会えたの。
そんな風に感じている彼女。
心の平穏と幸せな日々を過ごしているとは感じているはずなのに…
元彼との過去を思い出すと、やっぱり別れて正解だったはずなのに…
彼女はとても大きなモヤモヤを感じています。
それがこの歌で繰り返されるサビです。
実はこの歌、二番がありません。
彼女のモヤモヤした気持ちはそのままサビでループされ、Cメロに向かいます。
「もう戻らない。」そう自分に言い聞かせる彼女。
あんな痛みはもうたくさん。
過去を乗り越えたの、もう終わったのと頭で整理するの。
でもそうすると私の気持ちがあなたに戻ってしまっているの!
あぁ、もう手の施しようがありません。
今の彼氏の存在感が吹き飛んでしまっています。
もうこの後は胸の痛みを「これでもかっ!」という位に連射してきます。
でも理性が元彼の元へ戻りたい衝動を抑えています。
恐らくこの後も元彼には戻らないでしょう。
しかし彼女は一生、元彼を忘れることができないんでしょうね。
まるで麻薬のような元彼の魅力。
どんな男だったのか凄く気になります。
一つだけ言えることは、私のようなボヤッとした人ではないことですねw
そしてその世界に私たちをどっぷり浸らせてくれて歌が終わったところで
「ハバザッ?(How 'bout that?)=どうよ?」
とスッと現実に戻す瞬間も粋です!
この言葉でストーリーテラーとしての彼女が仮面を外したように感じます。
もう「ブラボー!!!」以外の感想はないですね!
心の中でスタンディングオベーションです!
「いや、凄いわ、歌手って…」と改めて思う一曲です。
さて、こちらの曲、冒頭に書いた通り、いわゆるMVはないようです。
その代わり、サムネイルで上げているライブ映像が最も有名なのではないでしょうか。
という事で、改めて一番上に貼っているライブ映像を観てみましょう。
椅子に座って歌う姿がとても印象的です。
正直私がとやかく言うのはおこがましいですが、素晴らしいライブ映像です。
ピアノの演奏と共にのっけから素敵なアドリブを効かせています。
そこからリズム隊が入ってきてもホイットニー節マシマシです!
元の歌通りに歌ってるのは三分の一もないと思うほどのホイットニー節!
特に後半は圧巻です!
音をここまで自由に、それでいて違和感どころか感動させる歌唱は流石の一言です!
音や雰囲気に合わせて彼女がソウルを震わせて歌っている姿、神々しいです!
思わず「!」ばかり使ってしまいます。
最後の最後、透き通るような高音で締めます。
マイクをクルッとさせて笑顔でおじきするのもカッコいいですよね。
ドヤるというよりは、自分自身が楽しんだ雰囲気が出ていて素敵です!
こんなステージ、生で観れた方は本当に幸せですね!