Meja - How Crazy Are You?
back to 1996
今回の英単語:Whole (0:51)
意味:全体の、全部の、完全な
「World」を「Whole」と「Wide」で強調して「広い世界中探したって」と大袈裟な表現をしています。
【爽やかだけど実は肉食系】
空も風も清々しい五月晴れの季節。
この時期になると無性に聴きたくなるのがこの曲です。
ちょうどこの曲がヒットしたあたりに「スウェディッシュ・ポップ」が流行り始めた記憶があります。
この曲はスウェディッシュ・ポップとかは関係なくキャッチーさ全開!!
カラッとした音、彼女のハリのある歌声、そこかしこに散りばめられた音のアクセントが最高の曲です!
「スーパーイントロ、ドン!」ですぐに曲名がわかっちゃう出だし。
そこからドラムに引っ張られて「パイ〜〜〜ン」と弾ける音!
この「パイ〜〜〜ン」がすっごく印象的です!
まるで「Dr. スランプ アラレちゃん」の太陽の昇り方です。
(この例えがわかる人は同年代w)
更にそこから「パラッパン♪ パラッパン♪」のスキャット!
そして弾けるアコギの音!
5秒足らずでここまで次々とキャッチーなアクセントを繰り出されるなんて!
「これは聴かなきゃっ!」となる掴みの凄さです。
この曲のイントロ、一回聴いたら絶対覚える傑作イントロですよね!
そしてちょっと鼻にかかった、いたずらっぽさも感じる爽やかな歌声!
強烈なイントロからしっかり引き継いだAメロもポップさ全開で可愛い感じです。
Bメロは声をちょっと加工した感じにしてますね。
心の声って事でしょうか。
イヤホンで聴くとその声が微妙に左右に揺れていて夢見心地な雰囲気になります。
ところでここで出てくる「ハレルヤ」という単語、なんかよく聞きますよね。
単語の持つ意味は「神への歓喜・感謝」なんて出てきますけど堅苦しい表現です。
もっと端的に翻訳できないものかな、と別に専門家でもないのに考えました。
多分一番近い感じでは「神様、ありがとう!」でしょう。
でもこの曲で最初に思いついた言葉は…
「ハレルヤ」=「わっしょーい!!」
(個人の感想です。)
さぁ、そんな「パイ〜〜〜ン!」とお神輿が出てきそうな気分からのサビ!
これまたキャッチーです!
ジャンプする勢いの「♪ソー クレイジ アム アーイ!♪」
ウキウキした気持ちを表現していて可愛いですね。
重なって聴こえるコーラスも気持ち良い!
その後にちょっと気持ちを探る感じに相手に聞くところもしたたかさを感じます。
サビの二回目の「ハゥ クレイジ アーユゥ〜」での低いコーラス、大好きです。
演奏は先ほどの「パイ〜〜〜ン」音や弾けるギターがキラキラ感を出しています。
そこにさりげなく「ほわわ〜〜ん」と周りから包むオルガンのような音が全体に混ざっています。
その「ほわわ〜〜ん」が恋に恋してる乙女心っぽくて可愛いですね。
眩しいメルヘンなフィルターを通して世界を見ているようです。
恋するきもちを抑えきれない初々しさを感じます。
お互いの気持ちを確かめているようなサビだったので、好き同士の恋人の歌詞かと思っていました。
しかし、どうやら街で一目惚れした男性への歌のようです。
「あの人、超かっこいい!超タイプ!」
「映画スターみたいだけどあなた何者!?」
「夢で見るような男前が目の前に!」
なんて彼女の目を釘付けにした彼。
そんな彼に
「私はあなたに夢中よ!あなたはどう?」
なんて言うわけですよ!
なかなかの肉食系女子です!
二番になるともう彼の手を握っていますw
「このチャンスを逃してはなるまいっ!」と彼に猛アタックです!
初めて会ったのに
「あなたのためなら何でもする!ロッキー山脈だって深海にだって行く!」
というほどゾッコンの彼女。
初対面の人に猛プッシュしすぎると返って引かれるかもしれませんよ。
もしもそのノリに乗っかってくるならその彼は遊び慣れてる人でしょうねw
うーん、どっちにしても傍から見ると心配になる彼女の行動です。
それともサンサンと輝く太陽がハイテンションな彼女の恋を成就させるのでしょうか…
その答えはMVにあります。
(※完全に持論ですw)
MVはYouTubeにはすぐに出てきたものは二種類ありました。
しかしどちらも私の見た記憶のものとは違うような…
上に載せているのが記憶に近いものです。
眩しい太陽が降り注ぐ街並みで歌う彼女が映えますね!
曲の雰囲気と明るい日差しと海辺の街並みがバッチリ合ってます。
でも、見た記憶のものと違うんですよね…
なんか誰かを探しているというストーリーだったと思ったんですが、思い違いかもしれませんね。
…と思っていたら出てきました!!
これを見た記憶がありました!
…そんな結末だったとはw
やっぱりハイテンションなナンパで付き合ったらこうなっちゃうんでしょうね。
そしてオフィシャルで配信になっているのは全く違う感じのMVです。
なぜか一日中高い所で時間を潰す彼女。
高い所が苦手な私は見ているだけでハラハラしちゃいます。
歌の雰囲気とはちょっと離れた何となくセンチメンタルな雰囲気。
もしかしてハイテンション一目惚れだった恋の傷を癒しているのでは…
と、いらない心配をしてしまいます。
恋に恋をしていた少女が大人になっていく瞬間…ってヤツですかね。
と、大した恋愛経験もないオジさんが取って付けたような感想で締めくくります。
それではまた〜♪