Mary J. Blige - Love Is All We Need
back to 1997
今回の英単語:Deal(ing) (2:02)
意味:〜withで、解決しようとする、抑えようとする
苦しい時期を乗り越えようとして狂いそうになるけど、自分の想いがどこにあるか知ってるから大丈夫、
と生きる意味を相手に見出していますね。
【完璧な二人になるために必要なのはL-O-V-E!】
メアリー姐さんが声を張り上げて愛を訴えるスタミナドリンクのような楽曲です。
冒頭から「メアリー…メアリー…リヴヨーライガー」と言っているのは同じNY出身のNaSです。
その後「ダーン!ダーン!ダーン!ダーン!」と左右からパンチのイントロ!
「絶対イイやつ!」ですよ!
ドラムとベースの重低音重視のサウンドで乗らずにはいられません!
NaSの声、ドラムの音、シンセの音が左右からまるで聴覚テストのようです。
イヤホンで楽しむとその音の動きが楽しめますので是非お試しください。
そこにメアリー姐さんの絞り出すようなかすれ気味の声。
皆に聴いて欲しいと訴えてくる、ソウルフルな熱さです!
世界の中心で愛を…という言葉が頭をよぎります。
そしてずっと合いの手のように声が散りばめられていたNaSも途中でマイクを持ちます。
正直ラップは何を言っているのか聞き取れないのでネットで歌詞を見ることができて幸せです。
と言ってもラップの歌詞はなかなか純日本人の私にはわからない事だらけですけどね…
歌詞はどうやら友達から遂に恋人へと昇格するというタイミングでの歌のようです。
「二人に必要なのはとにかく『愛』!」
と何度も何度も熱く語っているような内容です。
「愛があればこそ全てがうまく行く!だって誰しも愛が必要だから!」
と大袈裟なくらい二人が付き合い始めることに愛を猛プッシュしています。
辛い時でも自分の気持ちを知っていたから自分を見失うことがなかった彼女。
そして遂に想いをぶつける彼女。
「あなたと私、二人でひとつ!私と一緒に幸せになろう!」
とグイグイいきます。
そしてそれに応える彼氏。
「夢に見た女王だ!お前のためなら命だっていとわない!」
なんて言って彼氏もグイグイ応えています。
歌詞を見ると殺人やら、彼女を騙さない、殴らない…なんて物騒な言葉が出てきます。
ラブソングなのに彼らの育った背景にそういう世界があったことが窺えますね。
そんな世界から抜け出して幸せになる為のパワーを感じる曲調です。
お互いを信頼し、幸せを掴もうと力強く生き抜く肉食系カップル。
街で出会うと目を合わせたくないゴリゴリの風貌かも…なんて妄想してしまいます。
MVはNYを舞台にしているのがわかるオープニングです。
しかしそこにうっすら流れてくるのは「Everything」のイントロ。
一瞬曲を間違えたかと思いますw
そして現れたお洒落メアリー姐さん。
泣いてる子どもを慰めて親元に戻して、ちょっと意味ありげな表情…
と何かのドラマの始まりのようです。
しかし雰囲気がガラリと変わってファッション界でバリバリ働く成功した彼女のシーンになります。
生まれ育った街で世界的な成功を掴んだ彼女。
浮世離れした感が漂っていますがここで効いてくるのが冒頭のシーンですね。
あのちょっと憂いある表情。
実は彼女も幼少の頃に何かあったのかもしれません。
そしてその経験から周りの人に優しくする愛を持ち、大人になって成功したということでしょうか。
そんな優しさを最初に見たおかげで「成功して良かったね!」と感じるMVです。
街の空撮シーンに彼女の顔が重なる広告のようなシーン。
広告としてはベタな雰囲気もありますが、好きなんですよね。
特に目を開くパート、「あるある感」があってw
高そうな服を色々着こなし、一人ファッションショー状態です。
ファッションや流行には疎いのでそれら全てが今でも凄くカッコ良く見えます。
マニアックですが、帽子を掛けた時のゆったりとした手の仕草が素敵だと思いますw
(動画の1:55あたりのシーンです。マニアックですがフェチではないですw)
そしてビシッとスーツで決めたNaSもクールにキメます。
シュッとしたスーツにギラギラのネックレスがこれまた「あるある感」です。
いや、当時は新鮮だったのかも?
残念なのは二人が共演しているシーンがないことなんですが…
最後はこれまた高そうな毛皮を着て屋上で大熱唱!
仕事のストレスを解消ですねw
よく考えると歌詞の内容と全く関係のないMVなんですけどね。
…ん、まてよ?
最初のNaSの「リヴヨーライガー」がこのMVの演出のテーマなのか!?
「自分らしい人生を歩めよ!」
…って深読みしすぎですかね。
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