Keith Sweat – Come and Get With Me (feat. Snoop Dogg)

2023年10月14日

back to 1998


今回の英単語:Red-bone(d) (2:53)

意味:色白の黒人女性(スラング)

その後に続く"thick"は「太っても痩せてもない程よい体型」ということでめっちゃ見た目を言っています。

つまりは見た目も理想的でセクシーだと褒めてるということでしょうね。


【この素敵な雰囲気、断るなんて無理!】

若かった私を大人のゴージャスな雰囲気で一発でノックアウトした曲です。


キース・スウェットの歌はこれ以前にも聴いた事がありましたが、実は当時、ピンと来なかったんです。

しかしこの曲では彼の抑えめの声が凄く素敵に聴こえました。

スヌープ・ドッグの余裕ある流れるようなラップがオトナ度を爆上げしています。


イントロから聞こえるチェンバロの音、印象的で怪しげですね〜。

男女の瞳の煌めき、シャンデリアやフロアの光、グラスの反射、アクセサリーの輝き等を感じさせます。

夜の雰囲気たっぷりですね。

そしてスヌープ・ドッグのラップがスマートに始まります。

「ようこそ。」と不敵な笑みで招き入れてくているようです。

入ったなり高級な酒を勧められてその世界に引っ張り込まれるような雰囲気です。

そして主役が歌い始めて夜の大人のパーティーが始まります。


誰も急かすことも荒ぶることもなく、余裕を持ってパーティーを楽しむVIP気分ですね。

しかし確実に強烈な色気を放ち、足を踏み入れた者を虜にしているイメージが広がります。

大音量で目を閉じて聴いて、そのイメージにどっぷりハマりたくなります。


歌詞ではどうやらキースがVIPルームで一人の女性を口説いているようです。

一般フロアにいたその女性は見た目だけでなく踊る姿も魅力的で一目惚れしたようです。

VIPルームで見ていて目が釘付けになったというわけです。

そこで本来は入ることのできないVIPルームに彼女を通して一夜を過ごそうと目論んでいます。

オトナな雰囲気、ゴージャスな部屋、余裕かましてる風の男たちですが、やっぱり目的はそこです。

そりゃそうですよね。

着飾って高い酒を飲んでいても結局はチョメチョメが目的ですよ!

VIPルームにいるどう見てもカタギではない彼ら(特にスヌープ・ドッグw)を前にした彼女。

果たしてどう答えを出すのか…


歌詞自体はキースが一方的に話しかけて、スヌープも色々話しかけているものです。

歌詞を楽しむには口説かれている女性側を想像してみると楽しいかもしれませんね。

「どんな素敵な夜にしてくれるのかしら?」なんて想像しながら…あ、私オジサンでしたw


この女性、軽い人ではないようですね。

「キャッ! VIPルームに招待されちゃった!あら、彼カッコいい♡」

と、ホイホイついて行っちゃうタイプでは歌になりませんもんね。


峰不二子のようにオトナの駆け引きを楽しむ女性のようです。

「私に見合う男なの?」と、彼らを試しているようなイメージが膨らみます。


さて、PVはこの世界観をそのまま見せています。

どこかのだだっ広いレストランで友達と食事している最中にVIPルームへ呼ばれる女性。

そこでじっくり口説こうとするキース。

頭に被っている謎の装飾品がなんとなくクレオパトラ的な雰囲気です。

大勢のダンサーが踊り、カジノのような遊技場もある謎のレストランです。

皆ビシッと着飾っています。

正直怪しい店にしか見えませんが、そこはギラギラの超お金持ちの人たちの社交場。

庶民の感覚はお呼びでないです。


ジェントルに口説くキースと彼を品定めする彼女。

ジェントルに、スマートに、しかし情熱的に彼女にアピールします。

すでに彼女とイチャついてるスヌープも援護射撃します。

この雰囲気、彼らの振る舞い、断るの方が難しそうですね。

そして彼女もだんだん…いや、結構初めからなびいてる感じがします。

もちろん最後はゴージャスなクラシックカーでお持ち帰りです。


因みにどう見ても怪しい雰囲気のスヌープ・ドッグ、この時まだ20代後半…


因み私は途中でちょっと顔が映るハットを被った女性が凄く気になりました。

動画の3:03と3:07ぐらいに出てくる方です。

2回も映るから有名な方なのか、それとも印象的だから2回も登場したのか…

誰なんでしょう?


私には一生縁のない、セレブパーティー。

そこでの恋の駆け引きを脳内で展開できるアダルティでゴージャスな名曲です。

いや、言い切ったらダメ。

将来何が起こるかわからない。

もしかしたら将来機会があるかもしれないセレブパーティー、と言っておきます。


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