Eternal - Stay

2023年01月08日

back to 1993


今回の英単語:Indispensable(1:47)

意味:絶対に欠くことのできない、なくてはならない、必須の

彼の愛が絶対に必要なのに離れていってしまう…


【サウンドもPVも服装もThe Early 90s!】

私が洋楽にハマり始めた頃にデビューしたイギリスの4人組ガールズグループです。

キャッチーな曲と声張り上げ系ヴォーカルですぐにファンになりました!

アメリカのグループとはまた違う感じで、なんとなく行儀の良い感じがするというのも好印象でした。

同じ英語圏でもアメリカとイギリスでは全然違うと思うきっかけになったPVかもしれません。


冒頭のインパクトある音、そして色々な「♪ステ〜イ♪」が聴けるイントロで心を掴まれます。

ややハスキーで張りのあるメインヴォーカルとそれを包むような優しいコーラスが心地よいですね!

若いのにとてもソウルフルで堂々としていて、これがデビュー曲とは思えません。

そしてこの曲のサウンドがとても当時らしい感じで大好きです。

パワフルな歌声とブラックミュージックベースのポップさが90年代って感じです!


このキャッチーな曲調、そしてデビュー曲であるということから歌詞も明るいのかと思ったら、去ろうとしている恋人に対して未練たっぷりな内容でした。

場面は「Stay with me tonight」や「Look me in my eye」と歌っているので今夜がラストチャンスです。

恋の炎がまだまだ消えない彼女とすっかり冷めてしまっている彼氏…

「彼の事が死ぬ程好きなのに彼は去ろうとしている。」

「夢かと思ったけど現実だった。」

「とにかくどうにか彼を引き止めたいけど何をすれば良いかもわからない。」

「でもどうしても側にいて欲しい!」

そんな切実な思いを彼に思い切りぶつけている歌です。

声を張り上げて「私と一緒にいて〜!」と歌っているのも納得ですね。

でもこれは逆効果な気がします。

結果が覆る事がないことを暗示しているようで切ない歌詞です。

そんな歌詞にソフトで明るいコーラスが乗ってくるというのもなんとも皮肉な感じがします。


PVはスタジオで四人が幻想的な色味の中で歌っている姿と街中で走ったり踊ったりする様子が描かれていて、デビュー曲って感じのするものになっています。

ダボダボの服とチェック柄のシャツ、ビビッドな色のトレーナーとオーバーオールなど、当時の若者がよくしていた格好だとは思いますが、あまり洗練されてないデビューしました感が微笑ましいです。

そういう親近感を狙った演出なのかもしれませんが…

デビュー曲なのに顔や姿がしっかり映ったシーンが少ないのが残念です。

もしかしたらチラッと見せる事で興味を引かせる手法だったのかもしれませんね。


因みに私の一番のお気に入りシーンは、コーラスの

「アイドンノ〜」「アイ ドン ノー ドンノー」部分のルイーズさんのドアップ!!

この時20歳になるかならないかの頃のようですが、麗しいですね。

2ndアルバムでは彼女は脱退してしまったいたんですが…

いや、曲も素晴らしいんですが、PV見た時にドキッとしたもので、この一瞬がとても記憶に残っています。


この曲の入ったデビューアルバム、何回聴いたことか…

懐かしいです。


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