Des'ree - Life

2023年01月02日

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今回の英単語:Superstitious(0:56)

意味:迷信を信じる、迷信深い、縁起を担ぐ

縁起の悪いことをしないとか、お守りを持つというのは全世界共通!?


【ちょうちょ、ギッチリ詰まってる⁉︎】

この曲は冒頭のバイオリンの「チャラララ〜♪」のキラキラ感

そして優しく包み込むような彼女のハミングで曲の世界観を表している名イントロだと思っています。

歌の大部分が「ライフ オー ライフ」になっているので英語が聞き取れなくても耳馴染みがいいですね。


彼女のやや低めで温かい声に引き込まれてリラックスできるので大好きです。

確かこの曲は日本のドラマ主題歌になったそうで、日本で彼女の知名度を上げた曲でもあるみたいです。


この曲、明るい感じでキラキラしているのでそんな歌詞かと思いましたが、なんとなく暗闇のイメージで始まる歌詞でした。

暗いところが怖い、誰もいない夜の公園が気持ち悪い、お化けなんか見たくない、迷信色々信じてる…

そんな主人公が急に「♪ライフ オー ライフ♪」って歌ってるよく考えると不思議なストーリーです。


因みに2番に出てくる歌詞に「梯子の下を通らない」「うさぎの尻尾をずっと持ってる」とありますが、何の事かわからなかったのでググってみました。

「梯子の下を通る」と不吉な事が起こるらしいです。

そして「うさぎの尻尾」というのはお守りらしいです。

海外のこういう迷信を歌を通じて知るというのも面白いですね。

英語の表現ですが、英語圏の人が皆同じ迷信を知っているとは思えないので、これはイギリスの文化かもしれませんね。

しかし2番の後半からそれまで臆病だと思っていた主人公が急に変わります。

挑戦を受けて立つ、バンジージャンプだってやってやる、人生はその気になれば楽しくなる…と。

そしてこの辺りから「You」が出てきます。


そう考えてみると、

この曲は何かに迷っている友達「You」に対して元気づけている曲です!


「私だって色々怖いものあるけど、あなたのためなら何だってやるつもり!」

「人生は楽しんだもの勝ち!」

「夢を追うのは大変だけど、世界を飛び回りたいんでしょ?」

と大きな夢を追う友を励ましています。

そうなると「♪ライフ オー ライフ♪」はこの曲調とリンクしてきますね。

曲も臆病な主人公は歌の半分までで、後半は友を明るく勇気づけるような内容になっているのも納得です。


PVは農場をゆっくり走るオープンカーと飛行機から撒かれる蝶々とそこで暮らす人々が印象的でのんびりで心地よい、幸せな雰囲気を感じる演出です。

クラシックなオープンカーと古めのセスナがランデブーしているようなセピア色の世界も素敵です。

デズリーはこの中ではどこかの御令嬢っぽい感じですね。

農場経営者の娘(デズリー)が「かわいいから蝶々をたくさん降らせましょ!」と提案したのかなw

生態系が…なんて無粋な事はナシですよ。

現実的なライフに蝶々のファンタジーという、この平和な雰囲気が良いです。


「人生を自分なりに楽しんで生きていこう!」と優しく後押ししてくれているようでもあり、この曲を聴くたびに少し救われる気持ちになります。

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