Bon Jovi - Always

2024年10月06日

back to 1994


今回の英単語:Load (4:09)

意味:(動詞)載せる、積む、込める…等

「Loaded dice」で「イカサマの細工をされたサイコロ」という意味です。

どうやっても彼女を取り戻すことはできないという諦めと憤りを込めた言葉ですね。


【元カノへの想いが大爆発!

洋楽にハマってなかった中学生の頃からその名を知っていたボン・ジョヴィ。

洋楽にハマった後は女性ヴォーカルものばかり追っていた私、ロックバンドはスルーしていました。

しかしとある洋楽チャート番組で出会ってこの曲にハマりました。

もちろんボン・ジョヴィの曲は聴いたことありましたが、リアルタイムでハマったのがこの曲です。


「バラード曲からハマったの!?」という皆さんのツッコミは置いといて…とw


イントロのドラムが印象的ですね。

何度聴いても「キターッ!!」って感じがして心躍ります。


ぶ厚いギターとストリングスとピアノが共演するイントロがドラマチックさを予感させますね。

ギターやベースを差し置いて(?)終始ピアノとストリングスが鳴り響いているのが印象的です。

恐らくこの感じがロックとの垣根を低くしていて、私の耳にも馴染んでハマったんでしょうね。


そこに乗っかる乾いた男前の歌声のやるせ無い感じで始まる一番。

独り言のように進んでいきますが、悶々と考えていくうちに気持ちが昂っていく様子が伺えます。

段々と高くなっていく音階が気持ちの昂りを表現していて引き込まれます。


そこから繋がるサビ!

「イェア〜〜〜〜〜イ ウィルラービュ〜ゥ・・・オーーーールウェ〜〜〜ィズ!」

一緒に熱唱したくなります!

カラオケで何度かチャレンジしたことがありますがスタミナ切れで撃沈してましたw


二番になるとバンドサウンドが出てきますがやっぱり控えめです。

過去を思い出して更に後悔と彼女への気持ちが強くなってきています。

サビ前にストリングスの盛り上がりがそれを表していますね!


Cメロで遂に彼女への気持ちが抑えきれなくなります。

バンドの音とストリングスとピアノが相乗効果で広がりと厚みを生んでいて壮大さが全開になります!

うーん、それにしても男前な歌声ですね〜!

こんな声で熱唱されると別れを決意した彼女も戻ってきそうですね。


曲の終盤の叫びのようなスキャットがこれまたカッコいい!!

フェードアウトの時に聴こえる「アーーハーーッ!」が実は大好きです


歌の内容は彼女と別れた後、彼女の大切さに気づき後悔する男の話です。

曲の冒頭でいきなりロミオ&ジュリエットの話の例えが出てきて「?」となりますね。

どうやらこれは当初、この曲がロミオ&ジュリエットの映画に用意されていたという理由があるそうです。

結局映画に使われることはなかったそうですが…

お蔵入りになりそうだった曲が大ヒットを飛ばしちゃったというのも面白いです。


さて、歌詞に戻ります。

とにかく主人公の彼は彼女と別れてからずっと気持ちが落ち込んでいます。

心の中では雨が洪水になり、溺れかけています。

そして強気だったはずなのに彼女がいなくなってしょげまくっています。

かなり彼女との別れを引きずってますね。

そしてサビ。

I Will Always Love Youですよ!

「エンダ〜〜〜ッ!」の男バージョンですよ!

(ホイットニーの曲も元々は男の人の歌ですけど。)


いつまでも愛してる!

星が輝きを失うまで

天国が割れて無くなるまで

言葉が意味をなさなくなるまで

俺が死ぬ時はあなただけを思ってる


なんとも壮大でロマンチックな片想いですね!


二番はちょっと気を取り直して周りを見てみると…

そこには彼女との思い出の写真たちが…

思い出して笑っちゃう写真、泣きそうになる写真。

そして彼女が去るきっかけになった一枚の写真…

「そんな写真取っておくなよ!」と皆がツッコミを入れてるのが目に浮かびます。


その写真がきっかけでまたメソメソモードに入ります。

髪に、唇に、体に触れたいという気持ちが湧き上がってきます。

しかしどうやら彼女には既に新しい彼氏がいるようです。

シン彼氏は彼女に優しい言葉をかけ、チョメチョメしてるのを想像している彼。

「俺がアイツだったら良かったのに…」なんてクヨクヨしています。

そこからまた感情が昂ります。


「泣けと言えば泣くし、命だって惜しくない!なんだってするから!」

万に一つ、再び彼女が戻ってきたなら今度は彼女のために生きるつもりだと誓っています。

しかし彼も彼女が戻らないことは頭ではわかっています。

だから彼女のことをずっと思い続けて生きていくことにします。


「エンダ〜〜〜ッ!」


MVはとても記憶に残っているストーリー仕立てです。

正直歌詞と全く違う内容ですが…


曲が始まる前の舞台はなぜかメキシコの街。

よーく見るとメキシコの国旗をモチーフにした模様などが見えます。

大きな画面でYouTubeが見えて、細かい部分まで見えるようになって良かったです。


そこで一人の黒髪女性の写真を思い出にふけながら見る金髪くん。

黒髪さんと金髪くんは付き合っていました。

金髪くん、車の運転が荒かったり、パーティーで騒いだり…

のっけから印象悪いですね。

でもそんな金髪くんが好きな黒髪さん。

顔だけで彼氏を選んじゃったんでしょうか、それとも不良っぽさが良かったんでしょうか?


そして二人は女友達のパーマさんとルームシェアしているようです。

そしてそのアパートはなぜか部屋を覗くようなカメラとモニターが設置されています。

そこでチョメチョメの様子が別室で覗けます。

「意味わからんw」

どんな趣味なんですかねw


するとある日、金髪くんはルームメイトのパーマさんに目配せ。

そして黒髪さんが買い物から帰ってくると例のモニターには…

なぜか見つけてくださいとばかりに映るその様子に黒髪さんは激怒。

あまりにも単細胞的な浮気にこれまた「意味わからんw」


どう考えても元々軽そうな金髪くんに怒った黒髪さんは家出します。

その夜、とあるビルの前で泣いている黒髪さんのもとへ家主の茶髪くんが帰ってきます。


因みに私は暫く金髪くんと茶髪くんは同一人物かと思っていました。

だって二人の髪の長さが同じだったから…

「あのチャラ男は画家だったの!?」なんて勘違いしてました。

だから絵を切り裂くシーンは、完成前の作品を見られたから彼が激怒したのかと思ってました。

もう!ちゃんと髪の長さ変えてキャラ分けして欲しかったですw


さてさて、ストーリーに戻ります。

茶髪くんは慰めるため、黒髪さんを自宅に入れます。

するとそこは豪華なアトリエ。

茶髪くんは有名な画家のようです。

セレブな雰囲気にテンション上がって泣き止む黒髪さん。

茶髪くんも彼女をモデルに創作意欲が湧きます。

すると…やっぱり脱ぎますよねw


翌朝、一人になった黒髪さん、ここで余計なことをします。


なぜか見限ったはずの金髪くんを茶髪くんのアトリエへ呼びます。

そして得意げに彼女をモデルにしたセクシーな絵を見せます。

ここも「意味わからんw」です。


そんな絵を見せられたらそりゃ金髪くんじゃなくても、激怒しますよ!

で、彼女の絵を切り裂いた金髪くんに黒髪さんは今度こそ本当のサヨナラをします。

怒りが収まらない金髪くん、なんと茶髪くんのアトリエを爆破します。

またまた「意味わからんw」です。


そしてなぜか無事な金髪くん、しれっとその場を後にします。

そこになぜか慌てることもなく帰ってくる茶髪くん。


黒髪さん、とりあえず金髪くんと別れて正解ですね。

浮気性で人の家を爆破するような男は将来彼女自身に酷いことをしそうですもんね。


で、再びメキシコのシーン。

金髪くん、警察から逃れるために高飛びしてたってこと!?

とことんクズですね。


それでも黒髪さんのことを忘れられない金髪くん…

同情する気にもなりません。


「君が戻ってこないことはわかってるけど、ずっと愛してる」

なんていうロマンチックな歌詞とは真逆のクズ男なMVです。

でも何回も観ちゃうんですよね。


ボン・ジョヴィの演奏シーンよりもストーリーに目が行ってしまう名MVです。

4人の誰にも感情移入できない私ですが…