Big Mountain - Baby, I Love Your Way

2023年08月25日

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今回の英単語:Stalk(ing) (3:05)

意味:忍び寄る、こっそり追跡する、闊歩する

歌では「太陽と仲の良い島を雲たちがこっそりついていく」と風景をロマンチックに描いた様子ですね。


【情景の描写がなんともロマンチック】

ゆるくてポップな雰囲気の間口が広いレゲエの大ヒット曲です。

正直、彼らの曲はこの曲しか知らないのですが、この曲がヒットした時期が私の洋楽ハマり始めの頃なので大好きな思い出の曲でもあります。

この曲がヒットした年の夏、若き私は知名度の低いアメリカの田舎の街にビザなしで滞在できるギリギリの期間、ホームステイをしてました。

今考えると贅沢な時間でしたね。

それ以降海外に行く事はないので行って良かったとは思っていますが、もったいなかったとも思うこともw


話が逸れましたね。


曲はレゲエのビートに心地よいベース、そこにサックスやトランペット、フルートなどが彩りを加え、凄くキラキラした雰囲気を放っています。

MV見たらどうやらフルートはキーボードからの音のようですが…

30年ほど前のリリースとは思えない美しいオーラを感じます。


そして優しく楽しさも感じる爽やかなヴォーカル。

笑顔で歌っているのが目に浮かぶ歌声です。


タイトルの「I Love Your Way」の「Way」。

直訳だと「やり方」、「生き方」ですが、ちょっと大袈裟な感じがしますね。

なので私は「あなたらしさ」と捉える事にしました。

「素のあなたらしい感じが好き」となるとこの曲とマッチしませんか?


この繰り返されるサビ以外は情景をロマンチックに語った内容になっています。

影が伸びて昼から夜になる。

街から遠く離れた場所に来た。

月と蛍が夜を照らす。

瞳の中に夕暮れが映っている。

太陽に照らされる島に雲がくっついて行ってる。

などなど…


そんな雰囲気で「躊躇わないで」って言われる事って…

「オトナの時間」ですね。

しかも歌詞を追うと昼から夜になってまた日が上って夜になっていくようです。

オトナのリゾートです!

歌でもしっかり「昼も夜も一緒にいたい!」と言ってますし。

爽やかなサウンドにオトナの時間が歌われていたとは…


MVは夜のビーチで楽しそうに歌う彼らの様子、この曲がサントラに収録された映画の映像が見られます。

当時映画もサントラも大ヒットした映画「リアリティ・バイツ」です。

若い頃も麗しいウィノナ・ライダー!

若い頃も超イケメンのイーサン・ホーク!

二人がそこかしこに出てきて目の保養になります。


そう思っていたらバンドのメンバーにも超イケメンくんがカメラ目線しているカットが出てきます。

このイケメンメンバーに女子はドキッとするんだろうなぁ…と当時から思っていました。


そしてこのMVを見て映画本編が見たくなったので数十年ぶりに映画を見ました。

若いエネルギー、モヤモヤした気持ち、突き進む感覚がオジサンには懐かしくも羨ましく思えました。


そして気づきました。

このビッグ・マウンテンの曲、劇中で使われてない!!!

エンドロールにも流れません!

劇中ではオリジナルのピーター・フランプトンの曲がつかわれていました。


MV、サントラからすっかりビッグ・マウンテンの曲がこの映画に使われていたと思っていました。

記憶のすり替えというか、思い込みって凄いですね!

ピーター・フランプトンのバージョンはコチラ


映画も観た事あったのに、この曲がビッグ・マウンテンのオリジナルの曲だと思ってたんですよね…

X(元Twitter)で曲紹介した時に、「この曲がカバーというのを初めて知った。」と書いていましたが、実は約30年前にオリジナル版を耳にしていたんですね…

このブログ書かなかったら気づかなかった事です。

ほんと、この事実がこの曲で一番びっくりした事でした。


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