Alanis Morissette - You Learn
back to 1995
今回の英単語:Grieve(3:22)
意味:深く悲しむ、心を痛める
深い悲しみの経験が自分の将来に何かしら活かされるはずという意味ですね(^^)
【苦い思いをして少しずつ成長しましょう】
90年代中盤に突如現れてヒット曲を連発したモンスターというイメージのある彼女。
この曲が収録された大ヒットアルバムのタイトルになっている「Jagged Little Pill」
この曲の中で使われている言葉です。
メインの歌詞ではなく、コーラスの合いの手(?)でサラッと現れます。
ギザギザしたちっちゃな薬を飲むイメージ、そしてこの曲のタイトル。
色々痛い思いや苦い経験を通じて学ぶ事で強く成長できるというメッセージが込められています。
落ち着いた感じのサウンドと、これまた落ち着きある彼女の声で始まるイントロでしっとり系かと思いますが、最初の歌詞でいきなり「心を踏みにじられる事を勧める」と言っているので「おや?」っと良い意味で期待を裏切ってきます。
ただ、その歌詞はマイナス方向に向かうのではなく、自分の経験値を高めるために苦い思いをしようという自分を成長させるための薬のような曲です。
サビ前のメロディも「ほら、頑張んな!」と背中をポンと押しているようです。
サビの「〜 You Learn」のメロディと歌詞が文字通り「様々な喜怒哀楽を通じて人生を学びなよ!」と何かにつまずいて下を向きそうになった時のエールのように聴こえてきます。
そしてサビの終わりのメロディも「頑張んな!」と肩を組んでくれているようです。
さて、この曲の歌詞には直訳すると意味がわからないフレーズが登場します。
それらは英語圏ではよく使われる表現のようですのでちょっと紹介します。
"Bite off more than you can chew"は
「自分の能力以上の事をする」「無理をする」「背伸びして手に余る事をする」という意味。
"Stick one's foot in one's mouth"は
「ヘマをする」「失言する」「しくじる」という意味。
こんなフレーズは学校では教えてくれないので意味を知ると「へぇ〜」ってなりますね。
PVの方は、彼女が不思議ちゃん的に街を彷徨っては色々やらかしている内容です。
近所には住んでほしくないタイプの人ですねw
絶対に近所で噂の対象になっているはずです。
「あ!あの人、この前ゴニョゴニョ…」みたいに。
そして当の本人は全く気にしていないような奇妙な人として登場しています。
その内容はPVでお楽しみください。
その中でやっているパイ投げは楽しそうですけどね!
人生で一度はやってみたいイベント…かもしれませんw
ただ、このPVを何度見てもなぜ彼女のジャージーの色が変わるのかはわかりません…
何かを象徴する意味があるのでしょうか?
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