Alanis Morissette - Ironic
back to 1995
今回の英単語:(動詞)Figure (1:03他)
意味:数字や図で表す、象徴する、想像する、思う 等
「It figures」で「そうだと思った」や「やっぱり」という感じの、結果を受け入れる言い回しになります。
【この曲、実は失恋ソング】
90年代半ばにデビューし、世界的大ヒットとなった彼女の1stからの曲です。
いや、1stは彼女の祖国のカナダで発表されていましたね(聴いたことないです)。
なので、これはワールド・ワイド・デビューのアルバムって事になります。
そのアルバム、当時からR&B好きだった私も何度もリピートして聴くほどハマりました。
特にこの曲はMVを含めて大好きです。
軽やかなアコギと鼻歌のようなスキャットから始まる短いイントロ。
そこに会話するようにスルッと入ってくる一番。
「うんうん、なるほどね。」なんて相槌打ちたくなるような雰囲気です。
聴くものを引き込んで軽い感じで
「そう思わない?」
なんて言われた後、急にワーーッと騒がしくなるサビ!
「なんだよ、急にっ!」
って驚いてしまいますw
ライブだとこのサビで皆が盛り上がるんでしょうね。
二番も楽器が増えてポップな雰囲気になりますが、同じような展開です。
二回目のサビは驚きませんよ。
Cメロがなんだか不思議な歌い方で耳に残ります。
まるでこのストーリーのナレーションのようです。
ナレーションにしては聞き取りづらいので、天の声みたいな感じでしょうか。
この発音の仕方でもネイティブの方は聞き取れるんでしょうか?
「え?なんて?」って中途半端リスニング能力の私は思いました。
Cメロの後、大サビではなく三番になるのも面白いですね。
そして曲の締めくくり。
騒いだ楽器達が優しい音になり、シューっとクールダウンして最初の雰囲気に戻ります。
ひとしきり盛り上がった後のちょっと冷める感じが不思議と心地よいです。
さて歌詞の方ですが、今回はMVとともに進んでいきましょう。
雪景色の中をドライブです。
なぜか寒いのに車の窓が全開ですが、そこにコーヒーを買ってきたアラニスさん。
温かいコーヒーで一息ついて、さて出発しましょうか。
おっと、その前に、このMVに出てくる車が凄く気になります。
調べてみるとどうやら「リンカーン マークV(ファイブ)」という車らしいです。
MVではわかりづらいですが、日本では持て余すバカでかサイズのアメ車です。
そしてこのMVの車、キャメル色の内装が凄く素敵なんですよね。
なのでMVではそこも注目してみてください。
車の話題ではなく、歌の方に戻ります。
暫く車を走らせていると退屈になりますよね。
車を流しながら時間をどう潰しましょうか。
しりとりも良いですが、ちょっと子供っぽいのでこんなゲームはどうでしょう。
「古今東西ゲーム」お題は「皮肉なこと」です。
歌いながら色々答えが出てきますね。
宝くじに当たったのに翌日亡くなった老人
シャルドネの中にハエ
二分遅かった命乞い
さて、彼女は一人なのかな…と思っていたら後席に別のアラニスさんがいます。
音楽と共に激しく歌うエモ系なグリン(green)ニス・モリセットさん。
グリンニスさんが激しく歌うサビもゲームの続きです。
雨の結婚式
支払い済みだったのに無料日だった乗り物
一足遅いアドバイス
その歌いっぷりに運転しているアラニスさんも爆笑です。
そしてグリンニスさん、こう締めくくります。
「そうなるよね…なんて予想できるわけないじゃん。」
ゲームは続きます。
続いては本が好きそうな雰囲気のイエロ(yellow)ニス・モリセットさん。
彼女らしくこんな物語を語ります。
飛行機が怖いパパ。
でも出張でどうしても飛行機に乗らないといけなくなったの。
子供達にお別れのキスをして家を出て、意を決して飛行機に乗ったの。
するとなんという事でしょう、飛行機は墜落しちゃったの。
でも、彼はその時思ったの…
「これはこれで良いもんだ」って。
イエロニスさん、「どうこんな感じ?」という風に今度は助手席の方へふりました。
そこにはお転婆なレド(red)ニス・モリセットさん。
サビを歌いながらなんとハコ乗りをするじゃないですか!
みんなビックリ&大爆笑です。
(良い子のみんなは真似しないようにw)
そしてアラニスさんとグリニスさんの掛け合いです。
全てが順調と思っている時に不幸が忍び寄ってくるのが人生の不思議。
全てがダメな時にどん底から救ってくれる幸運がやってくるのが人生の不思議。
あ、この部分が私が聞き取れなかったところです。
まだまだゲームは続きます。
レドニスさんも色々例をあげます。
グリニスさん、子どもみたいに急に眠くなってきたようです。
遅刻してる時の渋滞
タバコを吸おうとした時に禁煙の看板
ナイフが欲しい時に山のようなスプーン
そしてイエロニスさんがしれっとこんな事を言っちゃいます。
理想の男性に出会ったのに、彼にはとても綺麗な奥さんがいた事…
ここで一瞬シーンとした空気が流れます。
そう、このドライブは叶わなかった片想いを癒すためのドライブだったんです!
「ビュウーーティフル」という言い方、アラニスさんから見ても奥さんは完璧な女性だったようです。
「ちょっとこんなの酷すぎない?ほんと皮肉にも程があるわ…」
アラニスさん、ちょっと感傷的になってしまいました。
一瞬、重たい空気が漂います。
この話題を持ち出したイエロニスさん、空気をガラッと変える一言。
「ィヤー、リリィドゥシン(だよね、マジで)」
この一言でかなり救われますね!
それからまた皆で大合唱!
「まだまだ行くわよ!」って感じです。
曲も終わりになり、しっとり締めようとしていたんですが…
なんか様子が変です。
車のエンジンが止まっちゃいました。
ガス欠でしょうか。
冒頭でせっかくガソリンスタンドにいたのに給油してなかったとは…
そして車から降りるアラニスさん。
さっきの騒ぎから一変、一気に現実に引き戻される感覚です。
そして車を見てみると…
一緒にいた仲間がいません!?
どうやら彼女達はアラニスさんが頭の中で想像していた分身でした。
せっかく楽しいドライブがガス欠で中断されるとは皮肉ですね。
まさに「Ironic」。
てな感じのMVです。
MVはここで終わっているんですが、この続き気になりますよね。
そこで私の必殺技、妄想が始まります。
寒空の下、ガス欠で困っているアラニスさん。
当時は携帯電話もない頃なので途方に暮れています。
そこに「やあ、どうしたんだい?」と現れるイケメン(←ここ重要w)。
彼に助けてもらいながら色々会話を楽しみます。
そしてもう車を動かせるとなった時、お互いがなんとなくモジモジ…
「よかったら連絡先を…」
なんて二人が同時に口にして笑い合います。
そして数日後、思い切って連絡してみると、なんと同じ街に住んでるではないですか!
すぐに約束をして食事して会話して楽しい雰囲気に…
そのまま二人は自然と付き合うようになりました。
「あの時車がエンストしたおかげであなたと出会えたのよ。」
と、ことある毎に二人の思い出を語って、幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。
最悪の場面で幸運がやってくるのが人生の不思議。
て歌詞にもありましたからね。