Aerosmith - Cryin'
back to 1993
今回の英単語:Misery(1:06他)
意味:悲惨さ、みじめさ、困窮、苦痛
「あなたの愛は甘い苦痛」という表現でこの主人公の心境を見事に表現していますね。
【魅惑的な女性に別れを決意する絶叫】
私が洋楽を聴くようになっても暫くロックのジャンルは興味がわきませんでした。
しかし、このPVを見て一発でハマったのがこのエアロスミスの絶叫バラードです!
エアロスミスというバンドは流石に知っていましたが、過去の楽曲などはほとんど知らない状態でした。
それでもこの曲を聴いた瞬間に絶対アルバムを買おうと決め、人生で初めて買ったハードロックのCDが「Get A Grip」でした。
アルバム自体もすごく良くて何度も何度も聴いた思い出があります。
「ジャ ジャ ジャ ジャーン!」からのギターのフレーズ、そしてホーンが盛り上げるイントロで凄くインパクトがあります。
派手なイントロ後、最初抑えめなトーンで語るように始まる歌。
ところが「Listen!」から一転、一生懸命訴えるようなトーンになり、どんどん感情が昂ってきます。
サビ直前の
「アィノウ! オーライ! ニードゥノゥ バィザウェアーガキーーースト!」
でいよいよ聴いている方もサビに期待してしまいます!
そして泣き叫ぶようなサビが爆発します。
「アィワズクラーーーーーイン!…」
聴いている人のハートをズキューンです!
張り裂けそうな心を表現していて聴き入ってしまいます。
この声、このシャウトだから胸に突き刺さる熱さだと思っています。
1番からこんな絶叫のサビですが、後半は叫び続けているような印象です。
特にCメロ最後の叫び声のような高音からの絶叫サビは何度聴いても鳥肌ものです!
血管切れそうです。
歌詞の大きなテーマは大好きな人と別れる決意をしたというものですが、歌詞を読むとなかなか複雑です。
まず冒頭に「失恋した時…」と歌っているので彼女と出会う前にも失恋でボロボロになっていたということでしょうか。
そして「この人だ!」と思った彼女と出会った。
「確かに魅力的で申し分ない彼女、でも彼女のキスの仕方で自分への愛がない事に気づいてしまった。」
「彼女は周りも認めるほど悪魔的に魅力があるが、いざ恋人同士になっても自分も他の人も同じ程度に感じているようだ。」
「彼女との愛が猛烈に燃えたなら自分の求めていた抗えない恋なのに…」
と言った感じでしょうか。
魅力的で自分が泣くほど欲していた女性だったのに、
今度は必死で忘れようとして、複雑な心境で狂いそうになっている状況の歌です。
PVは金髪丸顔の可愛いけどヤンチャそうな女の子がとても魅力的です。
恋愛ごっこに嫌気がさしてなんとなく悪ぶっていますが、そこまで大人になりきれてない女の子って感じですね。
それにしてもこの子、当時PVを見た時から印象は変わりません。
「異常に可愛い!!」
ムスッとした表情が多いですが、たまに見える笑顔がとてもキュートです!
恋愛ごっこに愛想を尽かして自由を謳歌し、そしてクールで冷めた感じの彼氏にひと泡吹かせてやろうという感じのストーリーですね。
そして窓辺に座って情熱的歌うスティーヴン・タイラーがカッコいいですね!
因みに一番のお気に入りシーンは「Listen!」の時に唾をぺッっと吐くところだったりします。
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