Aaliyah - Back & Forth
back to 1994
今回の英単語:Mellow (0:46)
意味:熟成した、芳醇な、まろやかな、甘美な、くつろいだ
ファンキーで甘美なグルーヴに包まれたダンスフロアで「さぁ、踊ろう!」という感じですね。
【金曜の夜はダンスフロアに集結!】
90年代中盤、モニカ、ブランディ、そしてこのアリーヤが同時期にデビューし、3人とも10代だった衝撃を今でも覚えています。
そして彼女らがきっかけかどうかはわかりませんが、その後10代でデビューする人が多くなったような気がします。
R&Bを好んで聴いたいた私ですが、実は前述の3人の中で唯一アリーヤは聴かず嫌いだったんです。
というのもこのデビュー曲があまりにも大人びていて、ちょっとダークで夜な感じの雰囲気に不良っぽさを感じていたから…というなんとも恥ずかしい理由だったんですけどね。
しかし、それでもこの曲の衝撃は大きく、
「これが15歳が歌うデビュー曲!?」と驚きました。
大人の雰囲気たっぷりのウィスパー系(?)の抑え目のヴォーカルとクールな雰囲気が素晴らしいです。
あ、そうそう、この抑え目の歌い方もちょっと苦手だったのも聴かず嫌いの理由でもありました。
そして月日が経ち、アリーヤが亡くなる前あたりから聴くようになり、その暖かく優しい歌声にハマっていきました。
さて、曲の方はゆったりしたリズムにふわふわと浮かぶような彼女の歌声がとても心地よいレイドバックな雰囲気たっぷりです。
いや、何度も言いますが、中学3年生ぐらいの子が歌っているとは思えません!
この色気ある歌い方をこの歳で自分のモノにしているというのが信じられません!
当時、不良っぽい(?)MVを見て曲を知ったせいでスルーしてしまったのが悔やまれます…
タイトルは「後ろへ前へ」、そして歌詞はダンスフロアを舞台にしていることから、そのまんまですね。
とにかく音楽を聴いてダンスを楽しむ様子をシンプルに歌った曲です。
冒頭で「金曜日だ!」と言っているので待ちに待った金曜の夜、女友達とクラブへ踊りに行くわけです。
そこで流れるのはゴリゴリのダンスチューンではなく、自然に体が動くようなファンキーでメロウな曲。
そりゃムードも良くなりますよね!
ところで冒頭から最後まで「 Move, it's the L-I-Y-A-H」と言っているのが印象的ですね。
「『アリーヤ』の『ア』を省くんだ!」と聴いた当初に心の中でツッコんでました。
聞き慣れない名前を連呼し、注意を引いて素晴らしいグルーヴと歌声の曲を披露。
度々「アリーヤ様のお通りよ!(意訳w)」と注目させ、現実と歌詞の世界をリンクさせていますね。
名前も印象に残る最高のデビュー曲ですね!
そう、あの「♪伊代はまだ…♪」みたいなw
MVはダンスフロアかと思ったらまさかのバスケットコートです。
バスケットコートがダンスフロアになったりしてますが、バスケットシーンも多いです。
不良に見えますが結構健全です。
確かに暗いところでサングラスして不良っぽさを演出しているものの、若さがキラキラしていますね。
それでもやはり10代のデビュー曲とは思えない貫禄と自信を感じます。
プロデューサーでもあり、色々ウワサのあったR. Kellyもフィーチャリング並みに登場しています。
そういえば当時は何も思ってませんでしたが、R. Kellyが少しラップしているのが新鮮ですね。
MVではイントロが短く、いきなり「バック バック フォースアンフォース」で始まりますが、イントロでしっかりイントロデュースしているCD音源の方が個人的には好きです。
この曲収録のアルバムタイトルもカッコ良かったですね!
「年齢なんてただの数字」
この言葉、若い子へのメッセージだと思っていました。
しかし、オジサンになった私にもまた「年齢なんてただの数字」という言葉が響きます。
あ、MVについてもう一言ありました。
腰パンが過ぎますw
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